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【夢キャス】IDEAL - for「 」には伊織くんの決意が見えるって話

正直に申し上げるとこの楽曲、冒頭はわりとヤバい*1音響させいて、対位法とは…みたいな気持ちになりました。
しかし後半の演出が最高だったので、このエモさは記録に残さねばと思って筆をとった次第です。
以下、順調にメインドラマのネタバレをするので気をつけてください。

 

演出補佐の藤村伊織

『IDEAL - for「 」』は、2018/9/19に「運命の刻-アーサー王最後の戦い-」の演目内BGMとしてお披露目されました。
「運命の刻-アーサー王最後の戦い-」は、メインドラマ内でトミー賞*2を取るために作られた演目で、これまでのキャストたちの経験を全て生かして、夢色カンパニーが総力を挙げて作り上げた作品 という立ち位置です。
 
ここぞというところで主役を張る、夢色カンパニーの主宰である朝日奈響也は演出家の役割を重きに置くため主役から外れます。
また、次点の主役候補と言われる藤村伊織も、自分の歌舞伎の経験*3を生かして演出補佐を名乗り出たため、主役から外れます。
この楽曲は、「運命の刻-アーサー王最後の戦い-」の演出補佐を担当する伊織の意見が色濃くでているな、と感じました。
 

楽曲内に潜む、伊織の提案

冒頭は二挺のヴァイオリンが絡み合い、徐々に激しさを増して疾走感あるドラムとともに駆け抜ける西洋風な印象ですが、中盤になると箏の音が入ります。
そしてそのすぐ後に、尺八と思われる柔らかくも鋭い音色が切り込んできます。
初めて聞いたときは、どうしてこんな西洋風なのに突然箏やら尺八やらが聞こえるんだろう?
と思いましたが、1日経ってこれはきっと伊織の演出なんだ!と思うようになりました。
「歌舞伎の所作を取り入れる」
メインドラマで伊織が語ったその言葉はきっと、楽曲にも影響を与えたのでしょう。
 

キャストの成長に胸と目頭がアツくなる

夢色キャストが始まった当初、朝日奈と伊織は折り合いが悪く、特に伊織は露骨に距離を取るなどしていました。
しかし、脚本家であるまどかちゃんが夢色カンパニーに入団し、様々な経験を経た今、その二人が意見をぶつけ合ってお互いの色を引き出し、演目に落とし込んでいくまでになった。
このエモさはきっと長く夢色キャスト、夢色カンパニーを見ている人ほどグッとくるのではないでしょうか。
伊織がこうして活躍してくれるのを見ると、本当に成長したね…と涙なしには語れません。
これからの夢色キャスト、夢色カンパニーからますます目が離せなくなる楽曲だと思いました。
 
今回はこの辺でお開き。
ありがとうございました。
 

*1:褒めてない

*2:夢色キャスト世界観の演劇界の中で最も栄誉ある賞。現実世界のトニー賞にあたる

*3:彼は実家が歌舞伎の家である