【夢キャス】HIKARI HIKARU HIKARIのEasy譜面が音楽的って話
光-Dream-/GENJIイベントが開催され、特別楽曲にHIKARI HIKARU HIKARIが上がっていたので筆を執った次第です。
この曲が初公開された当初、ビンゴ消化のために仕方なくやったEasy譜面があまりにもエモくて、その時の衝撃たるや。
HIKARI HIKARU HIKARIとは
初登場は2017/06/16。
メインストーリー内の夢色カンパニーと劇団ジェネシスの対決公演にて、劇団ジェネシスの演目「GENJI」の劇中歌という設定で歌われる曲です。
不世出の天才、漆黒のプリンスと呼ばれる黒木崚介(cv古川慎)のソロ曲で、作曲は「HOT CHORD CRISIS」、「悲劇の炎」 夢キャス楽曲内ではガチガチのバンドサウンドでお馴染みの河田貴央さん。
黒木のまっすぐでパワフルな歌声に重ためのギターやドラムが本当によく合っていて、力強く安定感のある歌唱とオケで駆け抜けていく名曲です。
クセのある歌詞
歌詞がかなり前衛的*1なのがめちゃくちゃ印象的で、歌詞が好きな曲は何かと聞かれたら真っ先にこの曲を上げるでしょう。
私自身、「ヤバい tonight」「Dance with Dark」などこういう力が強めなワードに弱いといえば弱いです。
それを踏まえた上でも黒木のキャラクター性、どちらかといえばシリアスな曲調、中の人の歌の上手さ、声の表情の真剣さの上に乗っかった歌詞のチャラチャラ具合、サビとAメロの歌詞の雰囲気の違いという様々な方向からのギャップがたまらなく、私にしては珍しく歌詞推しの曲です。
やっと本題
ようやくタイトルの回収です。
今回の譜面のめちゃエモ音楽的ポイントはここ。
サビ後(悲しい夢の中で〜) からの4小節間
この4小節間は、オケの伴奏のリズムのとり方が倍になっている かつ 裏拍を重めにとる形をしています。
Easyではオケの伴奏が最も重たい3拍目だけを叩かせていて、これがとてもとても雅というか、音楽的でいいなぁ、と思いました。
キチンと楽曲が何をしているかを理解して置かれたとても良い配置の譜面です。
Easyではノーツの数が少なすぎて出来ることが限られているせいで、大抵の楽曲は表現したいことが出来ていない という印象があるのですが、HIKARI~に関しては、『ノーツ数が少ないからこそ映える』という珍しい例だと思います。
Normal~Hardまでは3拍目が重くなっていることを意識した譜面の配置になっているのですが、Exになるとメロディに同期した譜面になるので、雅さがなくなってちょっと残念に思います。*2
今回はこの辺でお開き。
ありがとうございました。