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【夢キャス】「サンタさんのおしごと」が究極の譜面芸をしてるって話

楽曲に対する譜面の表現に「譜面芸」という呼び方がされるほど、譜面の表現に定評のある夢色キャスト。
現時点*1で100曲ある*2楽曲群の中でも、リズムゲームをプレイすることで楽曲が完成しているな と思う曲があります。

 

サンタさんのおしごと

 
初登場は2016/11/30。クリスマス演目「聖夜のラブレター」の演目内インストゥルメント楽曲としてお披露目されました。
 

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HARDのイントロでは、上図のような上下に蛇行しながら流れていく、まるでサンタさんが忙しくお仕事しているような譜面の演出が各所に見られ、
「叩く」譜面芸としてもトップレベルによく出来ているのですが、この楽曲の真髄は「聴く」譜面芸だと思っています。

 

夢キャスのノーツの音について

「聴く」譜面芸を語る前に、リズムゲーム内で鳴るノーツの音に関して意識する必要があります。
ノーツのタッチに成功した時に鳴る、スレイベルとタンバリンを足して二で割ったような「シャン」という音。
どのような音が鳴るのかは、是非夢色キャストをダウンロードして確かめてほしいです。
ダウンロードはこちらから。
夢色キャスト

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クリスマスナンバーに欠かせないモノ

この曲はクリスマス演目の楽曲なのにもかかわらず、クリスマス曲には欠かせない鈴の音が使われていません。
ゲーム内のインストゥルメント楽曲だけを集めたCD「ミュージカル・リズムゲーム『夢色キャスト』BGM Collection Vol.1」
をお持ちの方は確認してみるのも面白いかもしれません。
ウィンドチャイムや鐘、シンバル、グロッケンは使われていますが、鈴の音だけが使われていません。
 
 つまり、ゲームをプレイすることで鳴るシャンシャン音が楽曲の中の楽器の一部、鈴の音色として響くのです。
「聴く」譜面芸としての演出だと私は考えます。
 

鈴の音はあなたの指先

この演出、あまりにも粋過ぎると思いませんか。
なぜならこの楽曲はある意味、ゲーム内でしかフルが聴けないからです。
鈴の音が無いからといってCDに入ってる曲が残念なのかと言われれば、そんなことは全くありません。
クリスマスのワクワク感を十二分に伝えてくれる素晴らしい楽曲です。
冒頭、左から右へ魔法のようにキラキラと流れていくウィンドチャイム、暖かい暖炉のようなマリンバの音色、子供の笑い声、浮かれたシャッフルのリズム。
街が、人が、クリスマスを楽しみにしている様子が目に浮かびます。
 
それらの上に脚本家、プレイヤーの手が加わることで、よりクリスマスの世界観が滲み出る。
こんな粋なことをするゲームが他にあるでしょうか?
あるのかもしれません。きっとあると思います。
世の中にはリズムゲーム系ソシャゲはごまんとありますから。
 
それでも私は、一番大好きなこのゲームでこんなに粋な演出をしてくれるのが本当に嬉しくてたまらないです。
あなたがいてこその夢色カンパニーだよ」
たとえ考えすぎだったとしても、この楽曲はそう言ってくれているような気がします。
 
余談ですが…
この楽曲は叩くのも聴くのも、譜面芸が最も洗練されているのはHARDだと思っています。
クリスマスシーズンも近いですから、「サンタさんのおしごと」が特別楽曲に登場するのもそう遠くはないでしょう。
登場した際には、ぜひHARDでプレイしてみてください。
 
今回はこの辺でお開き。
ありがとうございました。
 

*1:2018/09/23

*2:リミックスやチップチューン、コラボは含まず、夢ミュのドリデを含む。リミックス等を含めるとすでに100曲超えています。